TRANSITION BOMB 6.6 最近、この事をよく書いているように思うのですが、 今、もっとも気を集中してシェーピングしているのがロッカーとフローテーションバランスの関係。 サーフボードの基本構造なのでこれは本当に重要。

  今朝は JENNIFER MK3 / 5.10 x 20-7/8 x 2-17/32 ( 6.43 ) x 36.34 L 36.43 L という浮力はカスタマーの方の体重が 61kg からして大幅なオーバーフローです。 これはお客様のご希望なのですが、このまま仕上げてしまうとサーフボードが浮き過ぎてレールが入り難くターンに問題が生じてしまいます。 なので、レールをテーパーレールに仕上げてターンがしやすいようにチューニングします。 パドリング時は高浮力ですが、ターンの際には高浮力をできるだけ感じさせないように調整します。    

  MID LENGTH / TRANSITION BOMB 7.0 BOMB は BOMB でも TRANSITION BOMB は BASIC TYPE や MICROCOSM とはまたちょっと異なったテイストのシェーピングをしています。 MID LENGTH はスタイルを重要視するカテゴリーなのでやっぱりクールで格好良いディテールが求められていると思います。 そこはやっぱり追求しなくてはならないですよね〜。 おかげさまで仕事量がとても多いのが難です。     とは言ってもフローテーションバランスはとても重要なこと。 すべてのタイ

私のシェープするサーフボードの基本的なボトムは２in１という考え方。 それは１つのボトムに２つのロッカーを組み合わせるというもの、 そしてそれを継ぐのはコンケーブ。 スピードを出して滑るためのロッカーとターンをして曲がるための相反するロッカーを１つのボトムの中に組み込んで融合させて作り出しています。 サーフボードのシェーピングにおいて、 やっぱり重要なのはボトムのシェーピング、 サーフボードが実際に水と接して滑る部分なのですから。     誰もがプレーニングエリアとテール部分はすごく気を使ってシェーピングをすると思うのですが、 これらに比べてあ

  これはリズムラインの野口さんのカスタムオーダーなのですが、 さて、なんて名前のモデルなのか解りますか？ じつは JENNIFER なのです。 オーダーカードには HYBRID JENNIFER と書いてありましたので、 これは新種の JENNIFER、名前は HYBRID JENNIFER っていうことになります。 MODERN RETRO FISH / JENNIFER の良い点を維持しながら、これをコンプ系のサーフボードに変身させるという本当に無茶振りなカスタムオーダーでございます。 野口さん曰く JENNIFER でも良いのですが、この HYB

  JIGEN 6.2 x 20-1/2 x 2-5/16 x 35.34 L 身長165cm、体重63kg のお客様のカスタムオーダーボード。 オルタナ系ボードということもあり、コンプ系ボードに比べてフローテーションは大きく余裕を持たせたオーバーフロー設定になっています。 そのままのシェープだとレールが分厚くて浮き過ぎのためにレールが水の中に入れ難くてターンがし難いものになってしまいます。 なので、動き (ターン) も非常に鈍臭い動きしかできないでしょう。 そのために、体重に合わせてテーパーレールを施してシャープでクイックなサーフィンができるようにカス

  BOMB 5.8 x 20-3/32 x 2-1/4 x 28.88 L EPS 身長 155cm、体重 51kg、サーフィン歴１年という女性の方からのオーダー。 テイクオフして横に滑れるかな？というレベル。 １番重要なことはうねりから早く滑り出して楽にテイクオフできること。 で、選んだのが BOMB に EPS という最強！ズルの組み合わせです。 軽い体重に対して浮力がオーバーフローなので、ターンがし易いように体重に合わせたテーパーレールにカスタマイズしました。 さらに、小さい波でのサーフィンの機会が多いと思うので、サーフボードのフローテーションバ

  BOMB を２本シェーピング。 上は Pu の 5.7、 下は EPS の TRANSITION 6.2。 多様性に富んだ BOMB です。     TRANSITION BOMB (EPS) 6.2 x 21-1/4 x 2-9/32 x 37.0 L というスペックで何本シェープしただろうか？ってくらい沢山シェーピングしています。 いつの間にか定番中の定番（黄金）スペックになっていて、この BOMB も「◯◯に借りて乗ったボードと同じスペックでオーダーしたい！」ということでした。 こんなケースは稀なことのように思われるかもしれ

先日に続いて昨日も JENNIFER、 今回は 5.7 と 6.2 の２本です。     ２０年近くの間、途切れることなく常にトップクラスの人気モデルとして君臨してきた JENNIFER でございます。 その理由は？と考えると、まずテイクオフが早い、そして RETRO FISH らしからぬ運動性能を発揮する事にあるのだろう！と思います。 それは「羊の皮を被った狼」というキャッチコピーが端的に表しています。 そう、見た目は RETRO FISH ですが、 中身はまったく違っていて、最新のシェーピングテクノロジーを纏った Modern RETRO

  大人買いのお客様のサーフボード。 SASUKE 5.8 と MICROCOSM BOMB 5.5、 どちらも EPS。 そして、SASUKE はラウンドテールで BOMB はバタフライフィッシュ。 シェーピングにおいての注意点は、細めで体重の軽い方なのでレールを極薄のテーパーレール仕様にします。 そうする事によってターンのし易さ、回転性能が格段に違ったものになるのです。 何本もリピートして下さっているお客様なのでどのくらい薄いレールに仕上げれば良いのか、 どうカスタマイズすれば調子が良くて気に入ってもらえるサーフボードに仕上がるのか、 その仕様はすで