世間ではいろんな価格帯のサーフボードが売られているけれど、DAISO 価格で買えるならまだしも、安価なサーフボードでもそれなりの金額を支払わなくてはなりません。
誰も本当は” 安物買いの銭失い ” はしたくないですよね!
それなりの金額を支払って買うなら、どうせなら自分に合った調子の良いサーフボードを買いたいと思うのが人の常ではないでしょうか。
経験の少ないビギナーの人にはどれが調子が良くてどれが調子が悪いのかを判断することは難しいのかもしれませんが、でも思いは一緒でしょう。

私は「如何に水流をスムーズに流してサーフボードにかかる無用な抵抗を排除するか?そのことがシェーピングにおける命題で常に最適な解を追求しています。」
或る時、長年乗ってくれているカスタマーが「今のボードはターンがスムーズ過ぎるのがあまり好きじゃない!ボトムターンの時にテールに抵抗を感じるのをギューっとテールを踏んで加速させるのが快感なんです。」と一見無茶振りとも思えるような発言をしました。
「困った!スムーズということは無駄な抵抗がないのだから絶対に良いに決まっているし、それの最善な解を求めて来た回答の1つでもあるんだけど。そしてそれはスピードをロスしないことでもあるんだけどなあ。でも、その言いたいことは理解できる!私もそういうのが好きだから。」と。
で、私はその問いの答えとしてテールのアウトラインに或るマジックチューンを施して両立させることにしました。
そしてこの前、新しいサーフボードをオーダーしに来た際に言っていたのは「WING が好きなので、WING つきにして下さい。」と、1つの解が見つかったようです。
* 写真と実際のオーダーとは関係がありません。