 VOL.1
シェイプを始めて8年。そのスタートは、シェイプルームの掃除など、直接シェイプに関することではなかったが、子供の頃からサーフィンのコーチとしてお世話になってきた名シェイパー小林氏にイチから教えて頂き、たくさんの貴重なコトを学ばせてもらうことができた。
直接シェイプに関することを教えてもらえるまでには、多少時間がかかったが、今の自分があるのは、そうした時間のおかげだと心から感謝している。
1人立ちし、最初は自分の板だけを削っていたが、まわりの友人達からのオーダーが少しづつ増え、その後、口コミで地元のサーファーを中心にその数が増えていった。今でこそ、各地のサーファーに板を供給できるようになったが、だからこそ、ずっと初心を忘れずに丁寧に、心のこもったシェイプをしていきたいと常に思っている。
やはり、調子の良いサーフボードを手に入れた時の喜びは、サーファーにとってこの上ない幸せである。そして、その喜びの声を聞ける事が、シェイパーとして何より嬉しい瞬間であり、励みになっている。
最近のコンピューターシェイプというものを否定する気はないが、今やスノーボードもスケートボードもウインドサーフィンもそのほとんどが、マシンで作った道具で楽しまれているのが現状で、せめてサーフィンだけは、今まだ残っているarticalな部分が非常に大切な様な気がする。
サーフィンは、1つとして同じもののない「波」というものを相手にしている「遊び」な訳だから、人間が試行錯誤を繰り返して作りあげたハンドシェイプという芸術品を自然の中で試すというのが、サーフィンの魅力の1つなのではないかと思う。そんなこだわりのあるサーファーやこれからマジックボードに出会いたいと思っているサーファーなど、色々なサーファーがいるかと思うけど、とにかくサーフィンが好きな人達の為に、心をこめて手作りの板を作っていきたい。
|