| シェイプについて(I)・・・
私のシェープしたサーフボードのユーザーの皆さんは、今日も楽しくサーフィンして
いるだろうか?あのサーフボードは気に入って貰えているだろうか?
そんな事をシェープに行く途中の車の中で考えていることが多いのですが、実際心地
よい話は沢山耳に入ってきます。が、悪い話は中々入ってこないものです。だから私
は図に乗らないように自分自身を戒めるようにしています。
果たして実際は如何なものなのでしょうかね?(笑) ー
当ショップで初めてサーフボードをお買い上げ頂いたお客さまから、嬉しいお褒めの
メール(送信にはかなりの勇気とパワーが必要だと思う)を頂いた時などは本当に良
かったと安心すると同時に、シェーパーとしての喜びもひとしおに感じる瞬間です。
サーフボードは単なる遊びの道具のひとつでしかないかもしれないけど、時として生
命の危機を招くきっかけになる場合もあります。特に大きな波用のサーフボードは責
任重大です。また、サーフボードの調子の善し悪しは、「サーフィンって楽しいね!」
とはまっていくか、辛いだけで楽しめずに離れて行くか、という相反する結果が待っ
ています。
だから、シェーパーとしては波にいっぱい乗れて、「サーフィンってやっぱり楽しい!
」と言って貰えるようなサーフボードを提供していくことが大事だと思っています。
どうせなら『Happy!』を提供したいではありませんか!
現在のI-MODE-D SURFBOARDはヤッチャン(鈴木康弘)と私の2人がメインでシェープ
をしています。同じようなサーフボードをシェープしても、乗り味は全く違ったテイ
ストのサーフボードです。私は違っているからこそ面白いと思っています。
だって同じだったら、お客さまに選択肢がなくなってしまうし、つまらないと思いま
せんか?
「私はヤッチャンのシェープを、そして彼のサーフィンを尊敬しています。」
だから、お客さまはシェーパーという私に対して全く遠慮することなく好きなサーフ
ボードを選んで頂ければと思いますし、実際に選んで頂いています。たぶん!(笑)
I-MODE-Dにとって最も重要なのは、お客さまの満足感なのです。(だから、ヤッチャ
ンに対しては忌憚なく注文を言います。ヤッチャンにしてみれば、他のディラーと違っ
て私がシェープをするばかりに、I-MODE-Dはこうるさいディ−ラーと思っているので
はないでしょうか? ふふん、なぜなら、私もこの時ばかりはこうるさい経営者に変
身していますから。笑)
私はどちらかと言うと、作る側より、販売する側の方が長い経験を持つ人間です。
だから、これまでに接客したお客さまの数は半端な数ではありません。
ー このダイレクトに接客してきた経験とデータは作る側では解り得ないものです。ー
I-MODE-Dの最大の特徴は、販売する側と作る側のノウハウを同時に持ち得ている事だと
思います。
また、サーフボードを選んだり、オーダーするときに直接シェーパーと会話して相談
できれば、こんな理想的な事はないと思います。そうは思いませんか?!
[ Simple is best ! ]
あっ!そういえば最近増えているのが、自分のサーフボードをシェープしているのを
見たい、見ている所でシェープして欲しいという要望です。
(オーダーの人全員という訳にはいかないけど、喜んでもらえるなら、まあ有りです
よね!かなり疲れるけど。笑)
自分のサーフボードを見ながらシェーパーに削って貰うのって、究極の形ですよね。
大抵の人は実際にシェープしているところも見た事がないと思います。
実際にシェープを見に来た人は、感激して興奮気味に帰って行くようです。
最初はサーフボードの形には想像もつかないクラークフォームが、行程を経ていく内
にどんどんサーフボードに変身して行く様に驚きと感動を覚え、歓心で気持ちが一杯
になってしまうようです。
(たぶん、私の普段からは想像もつかない真剣な眼差しと、粉まみれになったひたむ
きな汗に騙されてブルブルと感動しているのだと思います。笑)
「日本のサーフボードが高すぎる。(I-MODE-Dは安いのに・・・!)」と言っていた
人は、シェーピングを見て、その精密な仕事と出来上がったフォルムの美しさに「価
格は当然だね!」とその価値を認め、考え方が変わったという人もいます。
みんながみんな同じように感じるとは思えませんが、他のシェーパーもシェープの価
値をもっと理解してもらう為にもいろんな努力が必要かもしれません。
(みんな、「大事に乗らなくちゃ!」と言って帰ります。)
そうすれば、中国製やモールド品との差別化に理解を示してもらえるようになるので
はないでしょうか?!
最近はEメールでのやり取りの後に注文(オーダー)される方や、STOCK BOARDを通販
で購入される方が少しずつですが増えてきています。
これも大切なお客さまなので手を抜く事はできません。だから、ひたむきな(笑)汗
を流してシェープしています。
「サーフィンは、波にテイクオフしてなんぼの世界です。幾ら何時間もアウトで波待
ちしてもテイクオフできないなら、何ら意味がありません。だから、波をキャッチし
やすいことから始まり、波にいっぱい乗れることが大事です。そして、スタイリッシュ
に思い通りのマニューバーを波面に刻む事です。」
そんなサーフボードを皆さんに提供できればと、そしてこんな奴がシェープしたこん
なサーフボードがあったと心に残ってくれれば最高かな・・・。
KEEP SURFING & GET WET!
Mahalo |