I-MODE-D LANIMOANA
TalkAboutSurfing
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『MICROCOSM/小世界、小宇宙』
シェイプについて(II)・・・
シェイプについて(I)・・・
スローサーフィン・・・
南アフリカからの友人の手紙
サーフィンの交通戦争・・・
どんな世界でも道具って重要・・・
安全で楽しいサーフィンライフをおくるために
Slow Surfing
スローサーフィン・・・

 昨年ぐらいから「スローフード」という言葉が、テレビや新聞でよく取り上げられて います。「スローフード」とはイタリアでファーストフードに対抗して生まれた言葉 で、身近にある食材や食文化を見つめ直し、風土に根ざした料理を大切にする。また、 良質の素材を供給する生産者を守るという意味があるのだそうです。 この他にも「スローライフ」という言葉を始めとした「スロー」という単語を前に付 けた言葉がいろんな所で耳にするようになりました。 日本でのこういった動きは、BSE問題や中国野菜の農薬問題、乳製品問題等の食料に 対する不信感から起こっているのだと思います。そして、私達のすべてのライフスタ イルにおいて、もう一度見直そうという時期に来ているのだと思います。

 たぶん、今年の流行語大賞は「スロー○○○」という言葉になるかも?

 では、サーフィンにおいて「スローサーフィン」ってありなのでしょうか?

 私の知りうる限りにおいてのサーフィンは、「スローサーフィン」そのものだったと 思います。(あえて過去形を使ってあります) なぜなら、昔も今もサーフボードを手に入れる時は、カスタムメイド(オーダーメイ ド)で頼むのが普通だと思います。シェ−パーはユーザーと細かくコミニュケーショ ンをとって、そのユーザーの為に1本のサーフボードをシェ−プする。 地域ごとにシェ−パーは住んでいて、シェ−パーはそこを起点に他の場所へ旅をした りしながらいろんな波を経験しテストする。そして地元の波に最も適したデザインを 追求し、サーフボードを提供してきたと思います。 だから、海外のいろんな地域を旅すると、そこの地元サーファーは圧倒的にその地元 のカスタムサーフボードを使用している人が多いことに気付きます。

 まさしく、これは「スローサーフィン」そのものと言えるのではないでしょうか?

 私が知っているサーファーという人種は、ファッションや音楽といったライフスタイ ルにおいて独特の個性と価値観を持っています。その中にはダーティ−なイメージが あったりもしますが、しかし、お洒落で自分達のライフスタイルを持ったカッコ良い 人達だったと思います。 海(波)という大自然の中で揉まれ、時には自分自身と戦い、波と遊ぶサーファーは カッコ良く、多くの若者に憧れられ羨望の眼差しで見られてきたのだと思います。 そうした現実の人間社会から離れ、自然(海)環境の中からサーファーは独特のサー フィン文化を構築してきたのではないでしょうか。

 では、現在の日本はどうなのだろう?

 バブルが弾け日本経済が急降下する中でも、サーフィンビジネスは折からの横乗り系 ブームに乗って好調でした。特にBBブームとロングボードの復活はハワイアンブーム に乗って、マーケットは急激過ぎるほどに急拡大しました。 そして、サーフィンをしないビジネスマン達も利益を求めて参入してきました。 その結果、サーフィンの認知度は高まり、サーフィンメディア以外のメディアにも取 り上げられるようになりました。

 *サーフィンは特別な遊びから普通のスポーツへと変わろうとしているかのようにも 見えます。*

 ビーチで波をチェックしながら、海へ入って行くサーファーを見ていると、数年ぐら い前からボードセイリング用のボードに似たサーフボードを持った人、一般的(最近 ではプロショップも扱っているらしい)には量販店向けと言われる中国製の安売りサー フボードを持った人達が異常に多いのが目立ちます。 こういったプロダクト(工業製品)やサーフィン文化のない国で生産されたサーフボー ドをここで否定する気もなく、権利もありませんが、社会では「スローフード」とい う動きのなかで、サーフィンにも「スローサーフィン」があるとするなら、今のサー フィンは社会の流れに逆行しているような気がします。 果たして、社会が「スロー○○○」という方向へ進んでいるなか、サーフィンは何処 へ向かって行くのでしょうか?

 '70年代後半からサーフィンを続けている私は、昔ながらのサーフィンスタイルを持っ たクールでカッコ良いサーファーに憧れがあります。だから私は「スローサーフィン」 に賛成なのですが・・・・・。

Mahalo

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